日用品パーカッションを楽しもう

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日用品パーカッションを楽しもう!Enjoy Household Percussion

日用品を叩いて楽しむ「日用品パーカッション」をご存知ですか?

お金もかけず気軽に始めることができるので、初めての楽器としてはもちろん、既存の楽器と組み合わせて演奏しても新鮮味を加えられる、面白いものです。僕自身も叩いて楽しんだり、瞑想に使ったりしています。

概要を記事にしたので、興味がある人はご覧ください♪

日用品パーカッションとは?

日用品パーカッションとは?What is Household Percussion?

日用品パーカッションとは、どこの家庭にもあるような日用品を叩き、打楽器として演奏する…というものです。海外ではHousehold PercussionHousehold drumKitchen drumsなどと、呼ばれています。

使う日用品は、怪我をするような危険なものでない限り、音が鳴れば何でもOK。

叩き方も、素手・スティック・マレット・お箸など、思いついたもので大丈夫です。演奏形態も自由。一人で叩いても、数人で合奏しても、既存のバンド形態に加えてみてもOKです。

Youtubeなどでチェックしてみると、世界中の人々が各々の発想で楽しんでいるのが分かります。

深く極めてパフォーマンスとして確立している人達もいます。

日用品パーカッションの例

パーカッションとして使える日用品の具体例としては…

  • サラダボール
  • バケツ
  • コップ

…など。なんでもOKなのが良いところです。

ひとつだけを選んだり、並べてドラムセットのようにセットたり、改造して立派な楽器にしている人もいます。

↑セット化して叩くSamuele Marinoさん。

ちなみに僕がよく使っているのは、サラダボールです。

スネアとバスドラ的な音や、コ~ンとおりんを連想するような音など、いろいろ出せるし、同じ叩き方でもサイズや形状の違いで雰囲気が変わって面白いです。

メリット

日用品パーカッションのメリット

普通の楽器よりも安あがり

100均で売っていたり、もともと家にあるもので大丈夫なのでリーズナブルです。

※もちろん高級品を買えば高くつきます。

気軽に自由に演奏できる

既存の楽器のような基本の叩き方が確立されてないため、思うがままに自由に演奏することができます。

初心者にとって、通常の楽器だと「基本の奏法を覚えなければならない」「間違えた奏法をしたら恥ずかしい」など敷居の高さを感じることもありますが、日用品なら決まりがないので気軽に始められます。

また、他の打楽器経験がある人は、そのテクニックを応用することもできます。

※本来は既存の楽器でも自由な発想をしてよいと思いますが、一般的な既成概念を超えるのはなかなか難しいところです。

演奏する場所の選択肢が広がる

どんなものを使うかにもよりますが、基本的に日用品類は音をキレイに大きく出すことを目的に作られてはいないため、既存のアコースティック楽器と比べると音量が抑えられている傾向があります。(例えばサラダボール・風呂桶・茶碗など)

そのため、自宅や公園などあまり大音量を出すことが望ましくない環境でも、比較的演奏しやすくなります。

※もちろん叩き方や物によって、音量は大きくなるのでTPOを考慮することは必要です。

既存の楽器と組み合わせて新鮮さを加えられる

例えば、アコギ弾き語り&日用品パーカッショニストとか、ロックバンド形態でのレコーディングに鍋の音を加える…など、ちょっとした工夫で普通とは異なる味を加えることも可能です。上手く馴染ませればオリジナリティがグッと高まるでしょう。

デメリット

日用品パーカッションのデメリット

人前で叩いていると変に見えることもある

例えば公園で叩いていたとして、普通の楽器なら通りすがりの人が見ても「あ、練習だな」という感じですが、日用品を叩いていると「…??」という目で見られる可能性も若干あります。

かまえ方に工夫が必要なことも

既存の楽器はもともと演奏しやすいように作られていますが、日用品はそうではないため、構えるのに試行錯誤が必要な場合もあります。

モノによっては既存の楽器と共演するのに、音量不足を感じることも

メリットのところで触れたように、日用品は楽器として良い響きや音量を出す目的では作られておらず、通常の楽器よりも音量が小さいものがあります。その場合、他の楽器と合わせると、音が埋もれてしまう可能性があります。

耐久性が弱いものもある

日用品はもともと演奏するために作られてはいないため、品物によっては、叩くことによって凹んだり欠けたりする場合もあります。

叩く前に、壊れにくいものかチェックしたり、叩き方を工夫したりして、考慮しましょう。

例えば、ガラスのコップを演奏する時は、淵が欠けるのを避けるため、横の部分をお箸で軽く叩く…といった感じです。

実際にやってみての感想

僕は2017年あたりから日用品パーカッションをやっており、その感想です。

まずは、以前より演奏する時間が増えました。

僕は既存の打楽器としてはボンゴを叩くのですが、あれは見た目によらず持ってみると意外と重いものです(僕は頑丈な方ではないので…笑)。友達がくれた大事なものだし、音も叩き心地も好きな楽器なのですが、腰が悪い僕のとって、演奏に適した場所まで持ち運ぶのはそれなりの負担になります。

加えて、ちゃんと叩くと結構な音量があるので、僕の住宅事情ではでかなり力を抑えた叩き方のみしか出来ませんでした。

その点、よく使っているサラダボールは(ボンゴと比べると)音量も抑えめ、かなり軽量で持ち運びもかなり楽なため、家の中ではもちろん、公園などでも叩けるようになり、演奏する機会をグッと増やすことができました。

貧乏暇なしで(笑)、スタジオに行く時間やお金をひねり出すのも難しかった僕には嬉しいことでした。

次に、どこをどの様に叩いて音をだすかを1から考える発想の楽しみが得られました。本来はどの楽器もそのように柔軟な発想をして良いものだとは思うのですが、どうしても既成概念が邪魔をしてしまう..というのが僕にはあったので、新鮮でした。

また、かかるお金が安いので、僕が好きなサラダボールでも、気軽にサイズ違いを楽しむことが出来ました。既成の楽器だと金額の桁が変わるので、なかなかこうはいかないと思います。

まとめ

日用品パーカッションのまとめ

もともと音楽をやっている人には新鮮味をもたらし、今までやってなかった人には手軽に始められる、日用品パーカッション

気になる人は試してみると良いのではないかと思います。100均で買って「う~ん好みの音じゃないな~」となっても、普通に日用品として使えばよいので気軽です(笑)

その一方で、深めようと思えばいくらでも深めることができるのも良いところです。極めている人たちを見ると「発想次第でこんな凄いものにできるのかぁ…」と感心してしまいます。

僕はなにかに取り組むと真面目に考えすぎるクセがあるのですが、様々な日用品パーカッションプレイヤー達を見ていると、なにごとにも遊び心を忘れないようにしたいと思うのです。

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