打ち込みリズムに人間味を加えるため3つの工夫をしました

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打ち込みリズムに人間味を加えるため3つの工夫をしました

DTMしてるみなさん、打ち込みのリズムに人間味を加えたい時はどうしていますか?

僕はこないだ打ち込みの打楽器だけで曲を作ったのですが、人間味を加えるために3つほど工夫をしたので、書いてみようと思います。

まずは普通にリズムパートを打ち込んだ後で、次の工夫をしました。

長い連打を避けた

たとえば生のスネアドラムでアクセントのない16分の連打を1小節続けても自然に聞こえますが、打ち込みでそれをやると途端にいかにも機械的な雰囲気になりがちです。

なので出来るだけ連打は小分けにしたり、続ける場合はアクセントをつけるなどして、フレージングを調節しました。

アクセント以外のベロシティにも変化をつけた

通常はアクセントをつける際にベロシティで変化をつけますが、それ以外の部分にも所々で微妙に小さくしたり大きくしたりしました。

たとえばフラムの片方の音を微妙に小さくしたり、2回フラムが出てくる場面では1回目と2回目で微妙に音量を変える…といった感じです。

アクセントとしてではないのでパッと聞いた感じでは分からない部分ですが、音の大きさに微妙なムラを出すのに役立つと思います。

微妙にタイミングをズラした

クオンタイズを一番細かな値にして、一部の音をズラしました。

例えばとあるタムパートは最後の音だけ後ろにズラし、シェイカーは2拍目だけ前にズラす…みたいな感じです。

注意した点は、ズラすものは最小限にとどめたとこです。まずは1小節内でズラす音も全部ではなく2つだけ、前後にズラす際は目盛りひとつ分…みたいな雰囲気です。

あまりたくさんの音符をズラしてしまうと、人間味が加わるというよりは、ただ下手な演奏に聞こえたり、逆にノリが損なわれたりすると思ったからです。

あと、他のパートと共に再生してみて気持ち悪く感じだときは、ジャストにもどしたり、後ろにズラしていたのを前にズラしたりなど調整しました。

以上を行ったのが下の曲です。僕がMANURE SOUND名義で作ったBGM用音源です。

↑トライバルで野性的なアフリカンドラム

まだ機械ぽさは残っていますが、何もしない状態と比べるとかなり人間味が加わっています。

※途中に入っている声は販売サイトのモーションエレメンツさんがコピー防止のため入れてくれているウォーターマークです。購入した音源には入ってません。

打ち込みリズムに人間味を加えるためにした事のまとめ

僕は打ち込みリズムに人間味を加えるために、

  • 平坦な連打を避けたフレージング
  • アクセントをつけてないとこでもベロシティに変化をつける
  • 最小のクオンタイズでタイミングをズラす

などを行いました。

タイミングをずらす場合などはただランダムにやるのではなく、ノリを重くしたい・軽くしたい・跳ねさせたいなどイメージしつつやると、まとまりやすいのではと思います。

これをやれば完全に人間らしく出来るというワケではありませんが、やるとやらないでは違いが出てくると思います。

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